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医療の不公平

米国の病院のICU(集中治療室)で治療を受ける患者の内、いかなる医療保険にカバーされていない者は、カバーされている者に比べて21%死亡する危険性が高い(L'Express;No3073,01,Juin)。
透析や気管切開などの基本的な医療でさえ、保険契約によって施されないばあいもあるらしい。

日本の医療保険制度は、国内では何かと批判があるが、米国に比べればどれだけ優秀なものか肝に銘じた方がいい。
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簡単でも美味しいスパゲッテイ

浅草のマダムに教えてもらった隠し味は、ギアのブラックオリーブペースト(BlackOlivePaste Gia)。大蒜を二つ切りにして芯を取り、潰してから鷹の爪とオリーブオイルに漬けて炒める。

香りがついたらズッキーニの細切れを、さっと炒めてから皮むきのトマトを加えて、スパゲッテイの茹で汁少しとブラックオリーブペースト少量加えて、小時間茹でる。最後に塩で味を調えてから、茹でたスパゲッテイと、しっかり絡める。オリーブ風味が効いて、こくのあるトマトソース・スパゲッテイができあがる、

ワインは、イタリアの赤Toscana Castalvecchio Rosso2005年、一人でも蝋燭に灯をつけて楽もう。

あー食中毒

最近は、食中毒の患者さんが多いですからお気をつけください、という大使館医務官からの情報があったばかりなのに、当たってしまった。

原因は昼食、行きつけのレストランの日替わりメニューで、「海産物のクリームソース」。
烏賊、貝類、魚の切り身なんかの煮込み、美味かったのだがーー。
暑く、大雨の続く季節で半日以上停電することもあり、冷蔵庫は止まってしまうことも頻繁にある。
小奇麗なレストランでも、慎重にメニューは選ばねばと思い知らされた。

食後から、少し腹部が張って気分が悪かったが、暑さと睡眠不足のせいかなと思って仕事を続けた。
そして、夕方過ぎに水のような下痢、そして嘔吐。

熱帯にはつきものの下痢と嘔吐、栄養状態の悪い乳幼児には死亡原因にもなりうる。
急激な脱水は、水分の補給だけでなく、異常になった電解質の補正が必要だ。
医療サービスへのアクセスの悪い開発途上国の子供達の死亡率は、この電解質補正を考えた経口補水塩(ORS)を飲ませる方法が普及してから、大変改善したという。
日本の伝統的な療養食のお粥や、塩水のお白湯などは、経口補水塩の原理と良く合うそうだ。


私は、経口補水塩(ORS)として、「ポカリスエットの粉末」を常備して、地方への短期出張にも持参している。
下痢や嘔吐は、結局のところ出すものを出して、体力の回復を待つしかない。

今回も、ポカリスエットを1.5リットルのボトルに何本も作って、一生懸命飲んだ。
そのおかげか、翌日には、なんとか回復できた。
熱帯への旅行、「電解質を含んだ」飲み物の携行をぜひとも奨めたい。

テーマ : 渡航準備
ジャンル : 海外情報

アフリカでもメタボを予防するということ

最近、私と同年代の男性達は、けっこうスリムになってきました。
米国で仕事をしている友人は、ここ1年でウエストを5cm減らして体型が変わったと、最近メールで知らせてきました。ジョギングと食生活の改善、それとアルコールをやめたといいます。

私も4月に69キロ台後半の体重が、65キロ台になってきました。エレベーターを使わないことと、毎日500mの水泳と、大好物のアイスクリームのがまんが、自分に与えた課題です。


男達の眼を変えたのは、もちろん1年ほど前から話題になっている内臓脂肪の蓄積が心筋梗塞に繋がるというメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。この危険信号の一つにウエスト男85センチ、女90センチがあげられて、だんだん定着してきたことのように思います。
ウエスト85cmというのは、男にとってはインパクトがあります。だんだんウエストがきつくなると、せっかく買ったズボンが履けなくなるぐらいなら、もったいないなあと思うだけですが、「心筋梗塞」の危険があるというとなると、びっくりです。
内臓脂肪のたまり具合をウエストサイズで判断する診断基準を、日本動脈硬化学会や日本糖尿病学会など8学会がまとめたそうですが(朝日新聞 2005年4月8日)、わかりやすくて良い指標だと思います。

「自転車遍路」の「はー」さんは、500kmお遍路して、体脂肪が12%になったといっていますが、私は日常的な軽い運動と食生活改善で、ウエスト81cmをまず目指そうとしています。

テーマ : 健康管理
ジャンル : ヘルス・ダイエット

アボガドと小海老のサラダ

アフリカへの単身赴任、カロリー過多ですから、夕食はいつも軽めです。
今夜は、お手伝いさんが用意してくれた「アボガドと小海老のサラダ」。アボガドが美味しい季節、目の前の海から上がった新鮮な小海老とのハーモニー。アボガドには、酢がよくあいますね、ワインビネガーにオリーブオイルとデイジョンの芥子を混ぜたものでいただきます。よく焼いたバゲットとワインは、ボージョレビラージュを少し冷やしたものが、少しだけ濃厚なサラダの味を絶妙に整えてくれます。デザートは我慢して、濃いコロンビアコーヒー。
あー、どうしてこのように美味しいものが、身体に悪いのでしょうか。今夜の食事は、プリン体の豊富なもので、なおかつお酒は、尿酸の蓄積に相乗効果があるとのこと。

夕暮れの海を眺めながら、寂しくも、楽しく一人過ごす大事な夕餉。神よ、今夜だけは過ちをお許しくださいませ。

アフリカにいても、気になる目尻の皺

目尻の皺も中年の魅力だろうか、でも笑うとやけに目立つようになってきた。男といっても、ちょっと気になる。フランスでは「鵞鳥の足」les pattes d'oieといいながら、鏡を覗くそうだ。

パリの空港免税店で「男性用皺取り」の宣伝にふらふらと買ってしまった。商品は、ClarinsMen Anti-Rides Integralで40Eurosぐらい、高い。
http://fr.clarinsmen.com/product_112.html

能書きにはこう書いてある。
Ce crème-gel non gras réduit visiblement les sillons dus aux années de surmenage et aux tensions nerveuses, combat le double menton et l’empatement du cou. Effet défroisseur rapide.

非脂肪性のクリーム・ジェルは、加齢や疲労、精神的緊張による皺を見るからに減らし、二重顎と頸のたるみと闘う効果は迅速。

おう、頼もしいではないか。
気になる成分は?

ce gel crème non gras cumule l’effet défroisseur immédiat de l’extrait de prune à l’action relaxante et anti-rides continue de l’algue Ao Nori.

このジェルには、西洋スモモ(プラム)エキスの迅速な皺取り効果に、青海苔によるリラックス作用と継続的な抗皺作用もある。

青海苔か?!最近食しておらんな。
その他、パパイヤなんかも入っているらしい。

このクリームを一番気になる目尻のところに、つけて毎朝マッサージ。さて、効果はいかに。
なんとなく、目立たなくなったような気もする。希望的観測だろうか。


40歳を越えたら、西洋スモモのエキスを青海苔に溶かして、パパイヤの汁を絞って顔をマッサージするということですね。

淑女の皆さんはどうしてらっしゃるんでしょう。

ちなみに、この商品は日本でも購入できます。
http://www.clarinsmen.jp/store?Vgform=ProductInfo&SKU=CLM-023
値段は、6825円、高いと思うか安いと思うか、私はやっぱり高いと思う。でも、買う人は絶対にいるんですね。


蚊帳を持参しようーマラリア浸透地域への旅行

タバコ、コンドーム、自動車の安全ベルトなんでもそうですが、自分が被害をこうむるまでは、自分だけは安全だと信じるのが人間というものらしいですね。

熱帯の旅行には、マラリア対策をお忘れなく。

まず蚊帳が大事ですが、マラリア浸透地帯への旅行先ではなるべく予防薬を服用するとか、夜間は肌を出さない、宿泊先の自分の部屋、特に水周りの辺りや家具の陰になる所は、暗くなる前に自分で殺虫剤をまき、蚊取り線香をおいておく、防虫スプレーを使うということなどを習慣している人は、熱帯に長く生活している邦人にも意外に少ないようです。


ちなみに私は、個人用の携帯蚊帳を地方に出張する時には持参します。パリの空港の薬局で購入しました(写真はmodel Solo)(http://visasante.ifrance.com/catalogue/insectes/moustiquaires.html)

旅行先に、長い紐とナイフを持参すれば、たいていどんな部屋でも設置することができます。




moustiquaire2.jpg

テーマ : アフリカ
ジャンル : 海外情報

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  • アフリカ諸国の保健システム強化支援をしています。特に保健施設および行政における戦略的マネージメントの実施を通したサービスの質改善が最近のテーマです。キンシャサ在住。
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