今、イスラムの国はラマダン中です。朝、太陽が昇る前に食事をしてお祈りをしたら、日が沈むまで絶食です。水も飲みません。病人や小さな子供は免除されます。この期間、国によっては能率が全く悪くなることもあるようですが、たいていの国は普通に仕事をしています。日本人から見ると普通以上で、一緒に会議や出張すると飲まず食わずで夕方まで働きます。こちらは、あたまがボーとしてくるし、喉はからからです。水筒はあるのです...
小泉首相の靖国参拝は、フランスのメデイアでもトップニュースとして伝えられました。「Yasukuni」という言葉もフランス語に定着しそうな勢いです。関心事は、中国と韓国の反応で、どんなになるかなあと対岸の火事を見ているような感じでしょうか。それからこの国で普通に働いている人の話題には全くあがりません。中国、韓国の厳しい反応を確信した上で、憲法違反と判断されて間もない状況で、かつ保守陣営でさえ控えて欲しいとい...
アフリカにいても、インターネットに繋げば日本の小説を読める。「青空文庫」(リンクあり)のおかげだ。50年の著作権をはずれた作品群が文庫で手に入る。外国語で仕事をせざるをえない海外で心を和ましてくれるのが母国語である。ニュースのサイトなどからの情報は無くてはならないものなっているが、文学作品をどうしても読みたくなることがある。これまでは、巡回して読み古した文庫本しかなかったが、読みたいときに読みたい...
ブラジルの写真家サルガド展がパリの国立図書館(Bibliotheque National)でやっている。何年か前に渋谷BUNKAMURAでやっていたのと同じかもしれないが、心そそる。1月までに一度はパリに出るつもりなので、寄ってみよう。RichelieuのBibliotheque Nationalは、Palais Royalの直ぐ近く。展示会の写真は書籍の写真集とは違う、ような気がする。フランスのブラジル年の一環らしいが、嬉しいものだ。近くのla Burceに美味しいレストラ...
小熊英二の対話集といえば、「戦争が遺したもの」新曜社で鶴見俊輔に上野千鶴子と共に「ここまで聞いていいの?」というぐらいの質問が随所にみれる緊張感あふれる仕事で、あの60年代後半を生きたものにとっては、「あれはそういうことだったんだ」という眼から鱗の本でした。対話の回路は、小熊英二が2000年ごろから様々な相手と対談した成果をまとめたもので、「戦争が遺したもの」で小熊が示した対談への真摯な準備と丁寧...
Jim Jarmuschの最新作、パリで観ました。背景はわかりませんが、自伝的な作り方かな。Bill Murray 扮する中年独身男が20年前付き合った女たちを訪ねて廻るという、胸の躍らない話。Bill Murray ですから、そんなにもてそうもでもないんだが、昔の女というのがシャロン・ストーンとかジェシカラングというブロンド美人ばかり。年齢からすると私と同年代の主人公、美しい思い出はあるが今の暮らしは悲惨でもなく、孤独ではあるが気...
あるレストランで昼食を終えて、コーヒーを飲みながら「レヴィ・シュトロース講義」(平凡社ライブラリー)を読んでいたら、ウエイターが表紙の写真を見て、クロード・レヴィ・シュトロースか?と聞く。知っているの?と答えると、高校の哲学でよく読んだという。大学は法学部に入ったが金が続かずあきらめたという。クロード・レヴィ・シュトロースを知っている日本人も多くは無いと思うが、客のほとんどいないレストランの給仕を...