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日本人が好む画家、ゴッホを訪ねる旅

日本人は、ゴッホが好きらしい。黒澤 明も、「夢」であの「アルルの橋」に入って、ゴッホと話をしたりしている。それは、彼の儚い夢なのだろう。階級社会のフランスでは、ピエールブリュデユーによると、中流の下が「印象派絵画」を好む階層であるそうな(ピエール・ブルデュー1930-2002)。では、何故日本人は、印象派を好み、ゴッホに興味を持つのだろうか。義務教育における美術の授業、主要な美術館だけでなく、広島県立美術...

ブリュノ・クレメール Bruno Cremer という俳優について

Acteur françaisNé le 6 Octobre 1929 à Saint-Mandé, Val-de-Marne (France) NOCE BLANCHE 「白い婚礼」1989年で、ブリュノ・クレメールは、女子生徒に恋する中年の哲学教師を演じている。どことなく疲れた雰囲気を醸し出す、取り立てて美男でもない中年だが、美しい作家の妻を愛し、愛されている。子供はいない。しかし、ふとしたきっかけから一風変わった知性の高い女生徒の誘惑に抗し切れなく...

équité - 公平とは

公平という言葉は分かりにくい。平等とどう違うのだろう。自由、平等、博愛ーliberté, égalité, fraternité というフランスの普遍主義にéquité という言葉は無い。そもそもフランス革命の当時に、「公平」という言葉が存在したのだろうか。広辞苑によると、「公平」とは、「かたよらず、えこひいきのないこと」とある。「平等」とは、「かたよりや差別がなく、すべてのものが一様で等し...

ニース旧市街ーその2

旧市街を丘から眺めると、地中海沿岸の中世の街が髣髴されます。黄色い壁に、赤い屋根。彼らの部屋の窓から見えた教会もはっきりと見えます。古地図でも、教会は確認されますね。丘から市街と反対を望むと、小さくも美しい港がひっそりとあります。ほとんどが帆船。植民地時代からの富の蓄積を感じます。どんな人たちが、ここから地中海へ旅発つのでしょうか。旧市街海沿いにある露天市場です。小さな八百屋さん。夜に来れば、梶井...

ニースの旧市街

このblogを始めた時から、「旅の思い出」をカテゴリーとして用意したのですが、なんとこれまで一度も発信してきませんでした。そこで、いつも楽しみにしてるblog「Comme d'habitude 〜フランス語翻訳のお勉強」にニースの記事がありましたので、こちらもまずはニースの旧市街の魅力をお届けしたいと思います。昔からの友人、40歳代のイタリア人夫妻が老後の住処としてニースにアパルトマンを手に入れたので、泊まりにおいで、と...

アボガドと小海老のサラダ

アフリカへの単身赴任、カロリー過多ですから、夕食はいつも軽めです。今夜は、お手伝いさんが用意してくれた「アボガドと小海老のサラダ」。アボガドが美味しい季節、目の前の海から上がった新鮮な小海老とのハーモニー。アボガドには、酢がよくあいますね、ワインビネガーにオリーブオイルとデイジョンの芥子を混ぜたものでいただきます。よく焼いたバゲットとワインは、ボージョレビラージュを少し冷やしたものが、少しだけ濃厚...

Nostalgieー「戻れない苦しみ」

東京一美味しい餃子は、「哈爾餃子」であることを友人から聞いたが、未だ食していない。父は、満州の鞍山という街で少年、青年時代を過ごしたので、私が子供の頃、皮の厚い餃子をよく作ってくれた。「哈爾餃子」とは、果たしてそのような餃子を言うのだろうか。いつの頃からか、ぱたりと作らなくなった。それは、父の望郷の念が薄れた頃だったのだろうか。毎夜のように子供たちに聞かせた、「満州」物語もそのころから話さなくなっ...

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