今、テレビでサルコジが支援者に勝利宣言をしたところです。
サルコジとロワイヤルが示した政策の違いは明瞭でした。グローバリズムを全面的に受け入れて、国際的競争力を強化してゆくというサルコジ、格差を助長しているグローバリズムと一線を画して、フランスがこれまで進めてきた労働者や弱者を保護する方向を維持するというロワイヤル、大まかに言えばそういうことだったと思います。
年5週間のバカンス、週35時間の労働時間など、一旦雇用され
れば様々な権利が保証されるフランスの労働者。「保護されすぎ」という言葉がフランス人同士の会話でも聞こえました。サルコジはこういう状況を指して、「フランス人はもっと働かなければ、国際競争力が無くなってしまう」と危機感を煽っていました。
フランス語圏アフリカから見ていますと、アフリカの人たちも関心を持ってこの経緯を見守っていしたと思います。彼らには、サルコジが示してきた移民政策、「選ばれた人材」のみフランスに移民できるが、これからどのような経緯を辿るのか、不安を持っています。また、国際競争力強化のための雇用、労働政策の変化に、移民労働者がマイナスの影響を受けるのではないかという危惧もあります。
サルコジがこれから取る舵は、フランス国内だけでなく、欧州、地中海、アフリカ諸国に、いろいろな形で影響を与えそうです。
個人的には、フランス初の女性大統領が、世界の格差を助長しているグローバリズムの流れに抗して、トリコロールの旗を振りかざして先頭を進む姿を期待していたのですが、叶いませんでした。残念です。
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