高校時代に観た映画で、日本ではビデオがありましたが、DVDは検索ではみつかりません。パリのFNACで見つけました。原題は「Le Grand Meaulnes」、監督Jean-Gabriel ALBIDOCCO、主演はBrigitte Fosseyです。
「Le Grand Meaulnes」はアランフルニエの19歳の時の作品で、第一次世界大戦で夭逝した作家の代表作、フランスでは「わが青春の小説」として定番となっています。日本では、「モーヌの大将」という題で旺文社から文庫で出ていたのではないでしょうか。当時の高校生は結構読んでいました。60年代後半といえば学生運動華やかりし時ですが、このような20世紀初頭のラブストーリも読まれていたんですね。高校生の私にとってこの映画への興味は、原作との対比であり、何よりも主役のBrigitte Fosseyが「禁じられた遊び」の少女役以来の主演ということがありました。原作の19世紀後半のフランスの田舎の風景、思春期を迎えた少年たちの様子は映画でも忠実に描かれていると思います。
今フランスの現状がわかってから見てみると、階級社会のフランスではありえない恋愛が描かれてあり、それだけに10代のフルニエの苦しみが伝わってくるようです。アランフルニエは、もしかすると堀辰雄にも影響を与えているような気がしますが、どうでしょうか。
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