人間の過ちで、悲惨な時代が過ぎても、変わらないもの、美しいものは、その時代に関わらずあるのではないか。
この小説では、第一次世界大戦前後という時代、幼年時代の家族の形や色濃いインド洋とその島々の自然、そしてある女性への愛を変わらないものとして描いています。
かつて私が過ごしたことのあるマダガスカルの海、砂丘、低い潅木群、砂糖黍畑と製糖工場、サッカラバの古い因習など、懐かしく思い浮かべながら読んでいました。西アフリカとは違う魅力をクレジオは描いています。
Éditions Gallimard, Collection Blanche et Gallimar d Folio.
『黄金探索者』 Le chercheur d'or
Tr:中地義和(Yoshikazu Nakaji) Pb:新潮社(Shinchosha)/現代世界の文学
1993/12
ISBN4-10-510611-2
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