ボードレールの
「パリの憂鬱」-le spleen de Paris-のspleenは、どうみても私には「脾臓」としか読めない。だからこのタイトルからは、「パリの脾臓」というグルメの詩か、人間の脾臓を選択的に収集する残酷な変人譚、フランスにはこういうのがいそうだ、を想像してしまう。spleenは、英語由来の仏語らしく、欝な気分のもとになっているのが脾臓だという解釈が昔はあったらしい。造血臓器としての本来の機能を認めてもらえなくて、脾臓には気の毒だが、英語でもspleenには不機嫌とか短気という意味があるようだ。

ところで、
spleenの名前を冠したワイン
Ch.Chasse Spleenhttp://www1.u-netsurf.ne.jp/~urase/drink/ch-chasse-spleen.htmがある。飲んだことはないが、どんな味なんだろうか?真紅の血のような味か、それとも憂鬱を湛えた心に浸み込む味だろうか。ボードレールの詩を聞きながら飲んでみたいものである。
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ワインのChasse Spleenってことは「鬱よけ」って意味でしょうか? 単に地方の名前!?
spleenに脾臓という意味があるとは知りませんでした。