「いま平和とは」最上敏樹著、岩波新書を読んだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004310008/referencebook-22/ref%3Dnosim/250-3336817-6305059帯に、「新しい戦争」の時代にあきらめずに考えるとある。イントロダクションで、平和について深く考えるということは、歴史に参加するということでもありますから、考えがいを強く感じることにもなる、ともある。
時に流され、現実を移ろう毎日、わたしたちは、立ち止まって考えることをやめてしまう。思考の停止状態だ。この書は、そういう私たちにもう一度、ひとそれぞれが「平和」ということを、考えてみようと、優しく語りかけてくれるようだ。勇気を出して、考えてみようと。
副題に「人権と人道をめぐる9話」とあって、現在の「平和研究」の成果が一望できる。特にその第4話、「平和を再定義するー人間のための平和ー」が私の注目した考え方です。
平和が「戦争の無い状態」だけではなく、戦争が無くても、人々が貧困や飢えにさいなまれる社会や、人種や性による差別で、例えば女児の就学率が男児のそれよりもいちじるしく低いような社会は平和とはいえないという「平和感」を示しているからです。すなわち、人間が自分の責任によらないことで差別され、排除され、悲しみ、傷つくのは平和とはいえないのではないかという、問題意識。
今、「平和研究」の課題は、戦争や軍拡だけでなく、貧困、開発、人権、平等といった社会問題に関心を広げているという。
遠い道筋であるが、ひと一人一人の平和について、もう一度考えてみて、自分にできる何かを目指して、次の一歩を踏み出してみよう、という気持ちが湧いてくる。
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国際法の最上敏樹氏の最新著『いま平和とは』(岩波新書)を読みました。 読み終えていちばんの感想は、とにかく読みやすいこと。考えるべきテーマは微妙で、多様なのです...
沖縄では、離島やへき地での救急医療が、深刻な問題です。
県立八重山病院では、昨年8月から脳神経外科が休止、さらに6月からは産婦人科も休止の危機にさらされています。
八重山諸島には、11の有人島があり、年間約600件ものお産があります。民間の産科もないので、もし休止になれば・・・
産気づいたら、船で石垣島まで行き、飛行機に乗りかえて沖縄本島の病院まで行き、ようやくお産ができる・・・
という、とんでもないことになってしまいます。
安心して子どもを産めないなんて、日本も平和なのでしょうか。