
Acteur français
Né le 6 Octobre 1929 à Saint-Mandé, Val-de-Marne (France)
NOCE BLANCHE
「白い婚礼」1989年で、ブリュノ・クレメールは、女子生徒に恋する中年の哲学教師を演じている。どことなく疲れた雰囲気を醸し出す、取り立てて美男でもない中年だが、美しい作家の妻を愛し、愛されている。子供はいない。しかし、ふとしたきっかけから一風変わった知性の高い女生徒の誘惑に抗し切れなくなってゆく。17歳の少女でありながら、中年教師の運命の女を演じた女生徒役は、
ヴァネッサ・パラディVanessa Paradisで、この映画でセザール賞最優秀若手有望女優賞 、ロミー・シュナイダー賞 を受賞した。地位も、社会的責任もかなぐりすてて、ひたすら恋に翻弄される哀れな中年男を、ブリュノ・クレメールは静かに演じている。
2001年、Bruno Cremerは、
フランソワ・オゾン監督の
「まぼろし」(Sous le sable)で、印象的な役を演じる。
シャーロット・ランプリング Charlotte Rampling の演じる英語教師の妻が待つ海辺で、忽然と姿を消す男。
「白い婚礼」から12年後のブリュノは、それなりに老けていて、身体も丸くなってきている。
冒頭のパリ、高速でパリから離れる無数の車の一つに、カメラは二人を見つける。運転するのは、サングラスをしたシャーロット、助手席のブリュノは、バカンスに出かけるにしては、疲れきった様子。突然欠伸をする彼を捉えながら、カメラはセーヌ側にパンして橋の向こうの河とノートルダムを一望する。
ブリューノは、姿を消す前夜、別荘の林で木に刻まれた不可解な記号に立ち止る。そして翌日、海に入ってゆく彼を見るのが最後になる。
夫を失った妻は、日増しに夫の面影に心が支配されてゆく。他の男と寝ても、男を「軽く」感じて、ビューノの「重い体重」が懐かしい。
日常に潜む危機に絡み取られてしまう、普通の中年男を、このように普通に演じきることのできる俳優は、他に誰がいるでしょうねえ。
- http://nodava2004.blog15.fc2.com/tb.php/56-aa26a458
0件のトラックバック
[C101]