日本人は、ゴッホが好きらしい。
黒澤 明も、「
夢」であの「アルルの橋」に入って、ゴッホと話をしたりしている。
それは、彼の儚い夢なのだろう。
階級社会のフランスでは、ピエールブリュデユーによると、中流の下が「印象派絵画」を好む階層であるそうな(
ピエール・ブルデュー1930-2002)。では、何故日本人は、印象派を好み、ゴッホに興味を持つのだろうか。
義務教育における美術の授業、主要な美術館だけでなく、広島県立美術館など全国の県立美術館にも収集されているゴッ
ホの絵。私たちは、自然にゴッホを身近に感じるようになったのでしょうか。理由はわからないが、日本人はゴッホの絵のルーツを辿る。そして、絵と同じ風景を眼にして痛く感動し、それはいくつかのblogでも紹介されている。ゴッホが好きな日本人、実は私もその一人である。オルセー美術館に行けば、ゴッホの自画像の前でしばし佇み、アムステルダムに行けば、
ゴッホ美術館に必ず寄って、「雲雀」を訪ねる。


そのアルルの「ゴッホの橋」に行ってみました。
寺尾聡みたいに帽子を被って。車で、「→ゴッホの橋」という標識を頼りにアルルの郊外をゆくと簡単に着きます。
まあ、ただの橋なんだけど、なんだか日本のどこにでもあるような郊外の小さな川に掛かってる橋でした。朝でしたが、バス3台で日本の団体が来てて、中高年の皆さんは橋をスケッチしてる。若いカップルは記念撮影。自分が日本人だと痛切に自覚するん一瞬でした。この団体は、「セザンヌのヴィクトル山」または「ゴッホの入院していたサン=レミ=ド=プロヴァンス(Saint-Rémy-de-Provence)」へ廻るとのこと、もちろん私も全て訪問した。


St Remy de Provence郊外の教会:サン=ポール・ド・モゾル修道院は、ゴッホがアルル滞在中に「自分の意思」で入院した精神病院だそうです。ゴッホの描いた教会の中庭は、(多分)その絵に忠実に再現されています。


教会(病院)の外にはオリーブ畑があって、彼の描いたオリーブ畑そのものの風景が広がっています。この畑から見るサンレミの中世らしい街の遠景も心誘われます。
皆さんのゴッホ行脚はいかがでしょうか。
(Source from
Van Gogh Museum,Amsterdam)
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私の場合は、好きなのは靴、椅子、そして自画像でしょうか。 それと、印象派という認識はあまりしていないのです。 確かに印象派が好きで、すぐにモネの「睡蓮」とか、ルソーの「眠るジプシー女」などが頭に浮かびますが、私にとってはそれとゴッホはまったく別物なのです。 強いて言えば、まだニューヨーク近代美術館にあったピカソの「ゲルニカ」などに近い印象と言うか…。
理論的なことはまったくわかりませんが、もしかすると『風景』の絵が好きかどうかでそういう認識になっているのかも知れません。
ところで、中学1年の美術のクイズで、確か「落穂拾い」の作者をミラーと書いて×を貰ったことは、一生忘れられませんねえ。