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カポーティ


Capote



トルーマン・カポーティ の「冷血」を扱った、「カポーテイ」は今年のアカデミー主演男優賞賞に輝いたフィリップ・シーモア・ホフマンの鬼気迫る演技が話題になっているが、同助演女優賞にノミネートされたキャサリン・キーナーがカポーテイを献身的に支える知的な女性を演じて、印象的だ。その女性とは作家のハーパー・リー で、映画化されたアラバマ物語 (To Kill A Mockinbird )の原作者。「アラバマ物語」は、彼女の少女時代の自伝的小説で、不正に対して真正面から立ち向かう弁護士である父親を中心に、田舎町に起こった殺人事件の周辺を描いていた秀作で、映画でもオスカーを受賞した。

「カポーティ 」で、トルーマンが子供時代、両親から捨てられて、叔母宅で育ったこと、その隣に住んでいたのがハーパー・リー であったと語るところで、「アラバマ物語」のあの少女が頭に浮かび上がってきた。アラバマ物語でも、隣に気の弱い、想像力の強い男の子が引っ越してくるが、トルーマンがモデルなんだろうか。

「カポーテイ」と「アラバマ物語」、一緒に観てみると楽しみが倍増するかもしれない。



アラバマ物語 アラバマ物語
グレゴリー・ペック (2004/07/01)
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8件のコメント

[C216] お久しぶりです

リンクをなくしてしまってしばらくご無沙汰しておりました。

この映画、観たのですが原語で、しかもカポーティがそのまんまのオネエ喋りで、とても辛かったです。映画中でハーパー・リーの作品発表パーティがあり、その時に「この人があの作者だったの!」と初めて知りました。もう一度、今度は原語で読んでみようか、という気持ちになりました。

[C217] princessrubyさん

ありがとうございます。私はDVDで、英語字幕で観ました。フランス語圏アフリカのDVDレンタルでは、字幕に韓国語なんてのがきわどくあるんですが、なぜか日本語字幕のDVDをこれまで見たことがありません。
できれば、言語がいいですよね、私も「冷血」を読んでみたいなと思いました。

[C264] 観ました

某掲示板に書いたように、昨日、夫婦50割引で「カポーティー」観て来ました。 淡々とした画面、そして音楽、よくできていると思いました。 恵比寿ガーデンシネマで観たのですが、上映前にはトルーマン・カポーティー自身による朗読が流れていて、フィリップ・シーモア・ホフマンがいかにソックリかがよくわかりました。

ケニアのキスムから、この記事拝見したはずなのですが、すっかり忘れていて、映画にハーパー・リーが出てきたのに改めてビックリしました。 ”To Kill a Mockinbird”は原作も映画も好きでしたが、あの男の子のモデルがカポーティーだったとは全く知りませんでした。

来週からお隣のガーナ北部のスンヤ二に行きます。 距離的にはかなり近いかも知れませんね。

[C267]

「冷血」を読んだのは、この本が話題になった時ですから30数年前、この手法がドキュメンタリーノヴェルという新しい道を開いた。などという事も知りませんでした。
その後「遠い声遠い部屋」「ティファニーで朝食を」を読みましたが、「冷血」ほどの印象はありません。
今回読み直し、昔のように読書に時間が割けないので少しかかりましたが、やはり集中力が途切れること無く本に没入出来ました。
膨大な資料から緻密に積み上げていく物語。そこから浮かび上がる二人の殺人者。その殺人者を生み出した土壌。ほんのはした金で惨殺される家族。
崩壊した家庭から生れる常に渇いて満たされない精神が、復讐の為だけのように自分が得られなかった幸福を破壊する。
これらは当時はそれこそ「遠い世界」でしたが、今は日本でも起こりえない事件ではなくなりました。

この「冷血」を読むとやはり「アラバマ物語」を読まない訳にいかなくなります。
これは、母が取っていた「暮しの手帖」に連載されていた当時に拾い読みしただけですから、さらに前で「アメリカの田舎の子供たちの物語、黒人の不条理な裁判があった」程度の記憶しか残っていませんでした。
これ、とても読みにくかったですね。何だか文章に乗りにくいのです。文体なのか、訳文なのか、アメリカ南部の生活にうまく入り込めないのか・・・。読み終わるのに1週間近くかかってしまいました。ストーリー自体に問題は無いと思うのですが。

私にとっては、「冷血」「アラバマ物語」そして映画「カポーティ」、この三つで一つの大作が終わった感じです。
(映画「アラバマ物語」は観ていませんが)

ペリー・スミスの絞首刑でカポーティの「冷血」はやっと完成しました。
私の「カポーティ」三部作も、あのシーンで完結しました。
  • 2006-10-05
  • アガサ
  • URL
  • 編集

[C269] axbxcx さん

映画館で上演前にカポーテイの録音が流れるなんて、気が利いていますね。
ハーパー・リー が出てきて、二度楽しめてよかったですね。ガーナへの飛行機で、また余韻に浸ってください。
今、雨季ですから、お気をつけください。

[C270] アガサさん

記事とコメントを入れ替えたいくらいに素晴らしいコメントをいただき、ありがとうございます。読んでいて、またDVDを観てみたくなりました。私が冷血を読んだのは、大学生のころですから、同時代ではなかったですね。9月にパリの英語書籍専門店で、「冷血」を見たのでのですが、買いそびれました。アガサさんに触発されたので、今度読んでみたいと思います。3部作完成とはいきませんが。

[C274]

今日は国立近代美術館でモダン・パラダイスという展示を見た後、「キンキーブーツ」を観て来ました。

モネの「睡蓮」やマティスなどもありましたが、古賀春江(男性!)という人の「深海の情景」(1933)が結構印象に残りました。 あと思わず足が止まったのは藤田嗣治の「血戦ガダルカナル」(1944)で、あんな戦争画があるとは知らなかったので驚きました。 リアルです。

「キンキーブーツ」は話の展開が想像できるようなタイプの映画ですが、安心して観られて元気が出る佳作でした。 基本的にハリウッド映画よりイギリス映画やオーストラリア/ニュージーランド映画の方が感性が合うということを再認識しました。

[C276] kinky boots

面白しろそうな映画のご紹介ありがとうございます。全然知りませんでした。こういうDVDは、こちらでは手に入らないんです。
近代美術館の後は映画、東京してらっしゃいますねえ。羨ましいです。

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