村上春樹ファンだからといって、何もビールの飲み方まで真似する必要はないけれど。
朝日堂の「ボストン便り」に、「美味しい瓶ビールの口飲み 」などと村上氏に記されると、やっぱり気になる。氏によると、「この数年のあいだ、僕が瓶から口飲みしてとくに美味しいと感じているビールは、ローリング・ロックと、バース・エールです。」らしい。私は、その両銘柄とも飲んだことが無い。
ビールは、やはりグラスにちゃんと注いで、グラスはやっぱり冷やしておいてね、という人も多いことだろう。ヨーロッパやアフリカでは、瓶ビールの口のみは、あまり見かけない。特に欧州は、ビールは「生」ということだろうか、英国のパブでも、パリのキャフェでも、ビールはグラスで運ばれてくる。私も、グラスビールの泡を感じながら飲む心地よさが好きだ。
ところが、アフリカ大陸の西方、
カーボヴェルデのプライアを訪れた夜、知り合いに連れて行ってもらったバーで、バーといっても普通の家の庭に囲いがしてあって、小さなテーブルと金属製の椅子がいくつか置いてあるだけ、出される飲み物は地元のビール、コラールのみで、小瓶がコップ無しで供される。まあいいかと思って瓶から直接飲んだ味は、キリっとして意外な美味しさだった。
そのバー、客は、6−7人だが、我々が到着したときは、その内3人がギターを弾きながら歌っていて、すでに盛り上がっていた。。客の一人はファンタの瓶のギザギザをナイフでこすって、パーカッション、これが味のある音。Cesaria Evoraの歌など、お国のポルトガル語の歌ばかりだが、いずれも歌いこんだ感じで、聴きごたえがある。皆さん地元の40代から50代の男性ばかり。ギターは即興で合わせているようだが、3本のギターは絶妙なバランス感覚で心地よい。いくつもの島から成る国カーボヴェルデの人たちの歌上手、もしかすると同じ群島の沖縄の歌上手と通じるとろがあるのかなあと思いながら、コラールをグビグビ飲んでいた。
瓶ビールの口飲みは、多分、口を少し尖らせて飲むので、直接液体が喉に向うから、「のどごし」の美味しさを楽しめるのかもしれず、それがいいのかな。
解剖、生理学的に実験したわけでもないが、何となくそう思う。
私が瓶ビールの口飲みで美味しいと思う銘柄は
カーボヴェルデのコラールとハイネッケンの小瓶だ。
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最近のお気に入りは、TexMex(これも今は言うのかしら?)のバー。奥様は日本人、ご主人がアフリカ系アメリカ人で、タコスとかトルティーヤとかの料理を、安く食べさせてくれます。なぜか北アメリカの白人がよく集まっています。
ここのSolという、メキシカンビールはなかなか美味しいです。やっぱり瓶で飲みます。2000円くらいで幸せになれるいいお店です。ちなみに店内の音楽は70年代アメリカンロックです。機会があれば、ご案内したいですね。