『1973年のピンボール』は、文字通り1970年代を舞台にしているので、その時代の小道具が懐かしい。
「電動タイプライター」は、それで鼠が女性と知り合うきっかけになったのだが、PCが普及した80年代後半には市場からもビジネスの現場からも姿を消したはずだ。
1970年代、ある研究室でフランス留学の準備をしていた時、
IBMの電動タイプライターにお世話になった。
以前は、オリベッテイの手動タイプライターを使っていたので、電動の軽やかなタッチには驚くべきものがあった。
研究室常備のタイプライターは英語しか打てなかったので、自分でフランス語用の「ボール」を買った。
IBMの電動タイプライターは、文字と記号が刻印された金属ボールをインクリボンに打ち付ける仕組みだ。
こういうタイプを
IBMでは、セレクトリック・タイプ ライターと称していて、タイプ用の金属ボールを
ゴルフ・ボールと呼んでいる。
そうだ、まさにゴルフボールだった。
結局のところ、時代遅れの道具は役に立たなくなる。
ピンボールと同じように、作者は電動タイプライターが使われなくなることを計算していたのかもしれない。
鼠は、あの電動タイプライターを何に使ったのだろうか。
IBMより
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オリベッティは、我が家にもありましたよ。
カチャカチャカチャ・・・チーン・・・が楽しくて、よく触って遊んでいました。上手な方が打つ時のリズミカルな音は、心地良くて憧れでもありました。また聞いてみたいですね・・・