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『1973年のピンボール』とゴルフボール

『1973年のピンボール』は、文字通り1970年代を舞台にしているので、その時代の小道具が懐かしい。
「電動タイプライター」は、それで鼠が女性と知り合うきっかけになったのだが、PCが普及した80年代後半には市場からもビジネスの現場からも姿を消したはずだ。


1970年代、ある研究室でフランス留学の準備をしていた時、IBMの電動タイプライターにお世話になった。
以前は、オリベッテイの手動タイプライターを使っていたので、電動の軽やかなタッチには驚くべきものがあった。
研究室常備のタイプライターは英語しか打てなかったので、自分でフランス語用の「ボール」を買った。
IBMの電動タイプライターは、文字と記号が刻印された金属ボールをインクリボンに打ち付ける仕組みだ。
こういうタイプをIBMでは、セレクトリック・タイプ ライターと称していて、タイプ用の金属ボールをゴルフ・ボールと呼んでいる。
そうだ、まさにゴルフボールだった。
結局のところ、時代遅れの道具は役に立たなくなる。
ピンボールと同じように、作者は電動タイプライターが使われなくなることを計算していたのかもしれない。

鼠は、あの電動タイプライターを何に使ったのだろうか。

golf ball


IBMより
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6件のコメント

[C248] タイプライター

とても懐かしいですね。
オリベッティは、我が家にもありましたよ。
カチャカチャカチャ・・・チーン・・・が楽しくて、よく触って遊んでいました。上手な方が打つ時のリズミカルな音は、心地良くて憧れでもありました。また聞いてみたいですね・・・
  • 2006-09-24
  • かな
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[C252] かなさん

そういえば、以前ご紹介した映画、broken flowersでは、手動のタイプライターが記号として使われていました。主人公が見つけたタイプライターは、草地に捨てられてありましたが。
キーパンチャーシンドロームといって、手動タイプライターを仕事で使う人が、手首の腱を傷める病気がありましたっけね。

[C256] キーパンチャー

タイプライターは、なんとも言えない雰囲気がありますよね。
私も拾ったなら、喜んで部屋に飾ります(笑
確か、タイピスト、キーパンチャーと呼ばれる職業でしたよね。
手動と電動の違いが、よくわからないです・・・?
  • 2006-09-25
  • かな
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[C258] 手動と電動の違い

手動のタイプライターは、一つ一つのキーに、ピアノみたいな竿がついていて、すいません専門用語は知らないので、タイプすると、その「竿」がパチンとインクリボンを叩いて刻印される仕組みです。電動ライターは、これを電動でやるんですが、IBMの場合は記事で書いたような工夫をしたんです。わかりましたか?よけいに、わかりませんか?

[C261]

MoIさん、何となくわかったような気がしますよ(笑
さらに、電子タイプライターもあったようで、奥深いものだったのですね。懐かしい話題、ありがとうございました。
  • 2006-10-01
  • かな
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  • 編集

[C262] 懐かしい話題

70年代は、懐かしい時代になったんですね。あっという間でした、その時代にいる時は、糞みたい(笑)と思っていましたが。ヒトは悪いことは忘れるということなんでしょうか。

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