最近、40代の日本人女性が「停電というのを経験したことがない」と言うのを聞いて驚いたことがある。
日本では災害以外は停電が起きない、ありがたいことである。
開発途上国では停電は日常的な出来事だが、アフリカの最貧国では「電気」というエネルギーを享受できる人も都会に生活する人に限られている。
そういう国の首都に住んでいても、先進国から来た外国人は、電気があることがあたりまえで、自国と同じ水準の生活環境を維持したいと考えるのが普通だ。暑いからクーラーも欲しいし、自動洗濯機も使いたいし、電子レンジもあれば便利だ。
しかし雨季を迎えた当地では、計画停電(といっても日時が知らされるわけではない)に加えて雨による停電や「低電圧」が頻繁している。
停電になったらその事実を客観的に受け止め、恨み言も言わず、meditationの時間にでも使えれば良いのだが。
1,2時間なら沈思黙考もできるけど、4時間とか6時間になると、そうわいかない。
まず、給水ポンプが動かないので水が出なくなる、冷蔵庫は開けられないし、冷房は切れるので、だんだん体力が消耗してくる。
平日の夜なら、暑いのをがまんしながら寝るしかない。
週末は家にいると滅入ってくるので、本を持って、昼ならばプールサイドか風通しの良いベランダのある店で、夜ならクーラーのきいているホテルのロビーで過ごすことが多い。
店の従業員からは、また停電?うちは昨日一日中だったわ、なんて声をかけられるようになってしまった。
異国で暮らすということは、何かと不便なもので愚痴の一つも言いたくなる。
愚痴を言い始めると、キリがない、しまいにはその国を嫌いになってしまうこともある。
そういう時には、自分が国民の多くが電気がえないような国にいるということを思い出すようにしている。
もしかすると、「無いものは無い」という事実を認識するという貴重な体験を毎日させてもらっているのかもしれない。
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出勤時というタイミングでしたので、通勤に大きな影響が出ていました。世田谷を含み確か3区ほど停電で6時間くらい混乱していました。
電車が動かない。
車で通勤。
信号機がストップ。
都会のもろさを感じさせる出来事でした。