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ホテル・ルワンダ-2004

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
ドン・チードル (2006/08/25)
ジェネオン エンタテインメント

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民族浄化ethnic cleansingとは、いやな言葉だ。
昨日まで平和に共存していた二つの種族、フツとツチ。
たった一日で、転げ落ちる岩のように状況が変化する。
カーラジオの沈黙が、民族浄化の始まりを不気味に伝える。

『ホテル・ルワンダ』は、1994年、ルワンダにおけるフツ族によるツチ族の虐殺の中、1000名に及ぶツチ族の人々を救った一人のホテルマンの物語。
男の家族を守ろうとする懸命な思いが、次第にホテルに身を寄せる人たち全員を救いたい気持ちになってゆく。
国連や欧州各国の対応は遅く、外国人国籍のホテル滞在者の救済が優先される。
退去する外国人と残される人たちとの別れは、「キリングフィールド」の場面を思い起こされる。

そして、残された主人公の緊迫する権力者との交渉が、刻々と悪化する状況を背景に、命をかけて続けられる。

外資系ホテルのマネージメントで鍛えられている男の交渉手段は、「袖の下」と外国の権力者と繋がり。
アフリカにおいて「袖の下」は、ありとあらゆる状況で、ありとあらゆる「権力者」による良好な配慮のために支払われている。
主人公はホテルの円滑な運営に「袖の下」を使っているので、権力者が何を好むのか知りつくしている。
この映画の一つの見所だ。

妻はツチ、自分はフツ。
国のために命をかける者はいない。
そのことを改めためて思いおこさせてくれる、愛する家族のためにこそである。

あまりに急激な状況変化に義弟夫妻を失うことになった判断ミスを嘆きながらも、あらゆる手段を講じて生き抜こうとする、主人公の勇気と強い意志は心を打つ。
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20件のコメント

[C296]

この映画は日本でも話題になりました。
私自身興味ありますが、まだみていません。
アフリカ在住のMOIさんが、上記のようなコメントをなさるということは内容にリアリティがあることを感じます。
今度ゆっくりと鑑賞したいとおもいます。

ただしこの様な映画をみると人間の卑しさ、素晴らしさ、残酷さ、なんと不完全な生物なのかと考えてしまいます。
  • 2006-10-17
  • クラック
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[C297]

ルワンダの大虐殺は日本でも大きく報道されていました。
それから数年たって、当時をふり返るドキュメンタリーをTVで見ました。
ラジオで流し続けられたプロパガンダ。
「来るぞ、来るぞ、奴らがやって来るぞ、殺される前に殺すんだ、やっつけろ、武器を取れ、やられるぞ、殺せ、殺せ・・・・」
低い声でこんな調子で延々と続けられていく。
闇の中でこの声が聞こえたら、と背筋が凍るようでした。
この放送をしたアナウンサーは刑務所の中で、
「断ると自分が殺されたから仕方がなかった」と語る。
彼の片足は無い。

この映画は初め渋谷のミニシアターの単館上映で、狭い場内は立ち見も出てぎっしりでした。その後、他の複数館でかなり長い期間上映されていました。

ルムンバ首相が殺され、コンゴ動乱が起こったのが小学校高学年。その時、作文に「アフリカは、一つの民族を造らなければならない」という意味の事を書きました。

それが不可能である事は、大人として理解できます。
そして子供の直感が正しい事も・・・・。
  • 2006-10-17
  • アガサ
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[C298] クラックさん

私は、外国人ですから、先に避難するほうで、実はそういう経験もしました。先に避難するほも、それで結構傷つくんですね。あの人たちを残して自分だけは、日本でシャワーをかかっている。
人間は、太古の昔から、そんなに進歩してないんですよね、クラックさんのおっしゃるとおりと、思います。

[C299] ラジオの声

アガサさん、そうなんです、ラジオのアナウンサーの単調な、簡単な言葉のアジテーションがフツの人たちを虐殺に駆り立てて、ツチの人たちを震撼させるところが描かれています。
「ごきぶりを殺せ、高い木の枝を切り落とせ」(高い木とは、フツが背の高い種族のツチのことを、そう呼ぶそうです)、殺すほうも殺されるほうも、ラジオから流れるこの声を、聞いている。ぞっとしますね。
それにしも、小学校高学年で国際問題について、しかも米国しか日本が見ていないといきにアフリカのことを作文に書くなんて、末恐ろしい「早熟」少女だったんですね、アガサさん。それを読んだ先生の顔を見てみたかったなあ(笑)。

[C300]

語れば長くなってしまいますが、
中学年の頃から、杉並区立浜田山小学校では文章表現の向上を教育目標に掲げました。
おかげで我々は作文と詩に追い立てられる日々でした。
でも、隣のクラスの女の子がこう書いていたのを記憶しています。
「この経験は、将来きっと役に立つ」と、当時の子供は皆かなり大人でしたね。

6年の時書かされたテーマの一つが「国際問題」。
何を書こう?
きっと多いのは「ベルリンの壁」「ベトナム戦争」「米ソ対立」。
それ以外を探して書いたのが「コンゴ内乱」でした。文章が得意ではなかったので、題材で差を付けるのが私の課題だったのです。
その前から興味があったのも確かですが、それは国際問題への知的好奇心ではなく、情緒的に「言葉」に惹かれたのだと思います。
「コンゴ」「ルムンバ」というアフリカ的な音。特に「レオポルドビル」という美しい響きが気に入り、
「*月*日、ベルギー軍降下部隊は首都レオポルドビルを制圧した。」この新聞の文章が映画の1シーンのように感じられたのです。
これが、その作文の冒頭になりました。

文の書き方、テーマの設定などを徹底的に仕込んでくれたのが3年間担任だったO先生。
素晴らしい先生でした。
この程度じゃ驚きませんよ。(笑
  • 2006-10-18
  • アガサ
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[C301] 素晴らしい教育

国語力は、一生の財産になると思います。アガサさんは、素晴らしい先生と小学校に巡りあいましたね。
小学生に「国際問題」を考えさせる、先生が今もいらっしゃるのでしょうか。
国際問題を考えることは、自分の国、ひいては自分を見つめることになると思います。
そういえば、日本の若者が子供に見えるといっていた若いアフリカ系フランス人のことを以前書きました。もしかすると、考えることに鍛えられていない若者が、日本には多くなっているのでしょうか。

[C302]

実はこの映画、半ば意識的に観ていません。 まあ心の準備ができたら…。

個人的には民族国家(Nation State)という概念が好きではありませんし、それを無理に作った国では、中央の多数派と周辺の少数民族・部族との対立が必ず起こっているような気がします。 ヨーロッパの残した遺産と言うべきかも知れませんが…。

それまで平和に共存していた人たちが…という意味では、"Before the Rain"も強烈な映画でした。 最近の映画"Life is Miracle"には、何だかホッとしましたが…。

ところで、ケニアのルオ・ランドにはwife cleansingなどというものがあったりします…。
  • 2006-10-23
  • axbxcx in Sunyani, Ghana
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[C303]

Before the rain、忘れがたい映画ですね。どこか、外国で観た覚えがあります。
Hotel Rwandaは、全く予備知識無しに観てしまいました、たまたまDVD屋でめについたのです。まあ、選べるほど種類のある店ではありませんから、観てないのを借りるという感じです。
たまたまでしたが、良い映画に巡りあいました。

[C304] コメディー・タッチの映画

Before the Rainと同じミルチョ・マンチェフスキー監督が7年後に撮ったDustも結構好きな映画です。 Life is Miracleもボスニアが舞台の映画ですが、コメディー・タッチなので身構えずに観られるところが助かります。

[C305] axbxcxさん

2001年の映画ですね、多分観てないと思います。ちょっと田舎で仕事をしていたせいでしょうか、機会があったら観てみます。今は、アフリカでもアマゾンでDVDも本も送られてきます、少し送料はかかりますが、助かります。

[C306] アマゾン

アマゾン、それはいいですねえ。 私の場合、海外出張が多いと言っても普通は3ヶ月程度なので、アマゾンも自宅に送ってもらっています。 いまは11月21日にアメリカで発売されるアル・ゴアの"An Inconvenient Truth"(邦題「不都合な真実」)を楽しみにしています。 機内で既に3回観てますが、またじっくり観てみたくて…。

[C307] 不都合な真実

何とも奇妙な題ですね。しかし、3回も観直したということは、相当におもしろいんでしょうね。確か、カンヌ映画祭でアル・ゴア自身が宣伝していましたっけ。帰国したら、観てみます。

[C308] 邦題

MOIさん、「不都合な真実」とは確かにこれまた何とも直訳ですねえ。 面白いというよりも、事実を確認するという意味で、しっかり勉強しておこうと…。 12月ならまだ機内でやっている(JALとEKはやってます。ANAはやっていないらしい)と思います。 ブッシュ政権は飽くまでも京都議定書批准拒否ですね。 今日の中間選挙、いままでよりも一層注目しています。

邦題と言う意味では「ピアノレッスン」の原題が"The Piano"だと知ったときには騙されたような気がしました。 "Dead Poets Society"の「いまを生きる」は素晴らしいと思います。 日本で50割で観た"Kinky Boots"(「キンキーブーツ」)はまんまですが、タイトルどおりの佳作でした。

[C309] 映画の邦題

映画の邦題、最近はよく考えられていますね。以前の、「青春の旅立ち」云々の時代に比べると、隔世の感があります。
確かに、タイトルの直訳では映画の内容を伝えにくいこともあり、かといって原題からあまりに離れるのも興醒めです。原題がどう邦題に訳されたか、これも映画の楽しみのひとつかもしれませんね(笑)。

[C310]

MOIさん、「愛と青春の旅立ち」("An Officer and a Gentleman")、結構好きな映画でした。 その頃、アメリカにいました。 他にも"Out of Africa"が「愛と哀しみの果て」とか、"Terms of Endearment"が「愛と追憶の日々」(これは同じシャーリー・マクレーン主演の「愛と喝采の日々」("The Turning Point")と対になっていると想像がつきますが)とか…。

春に妻と観に行ったニュージーランドのニキ・カーロ監督の"North Country"は「スタンドアップ」、彼女の前作"Whale Rider"は「クジラの島の少女」でしたが、配給会社の人は映画の中身が直接わかるようなタイトルにする傾向があるのではないでしょうか。

[C311]

「Out of africa」は85年ごろでしたかねえ、いい映画でした。 axbxcx さんは、以前この映画の主人公は「男の身勝手」と行ってましたね、小型飛行機で事故ってしまう。まあ、「愛と哀しみの果て」では、ちょっと寂しすぎる題ではありますね、いい思い出が残ったからいいじゃないですか!!

[C312] 男の身勝手

そんなこと言いましたっけ。 「パリ、テキサス」は言ったかも知れませんが…。 どちらもDVD持ってます。(笑)

ナイロビのンゴング・ヒルにあるカレン・ブリクセンの家には何度か行っていますし、原作も読んでいますが、彼女、やはり夫に相当苦労したのではないかとは思います。 でも、ボーイフレンド(ロバート・レッドフォードがカッコいいだけではなく、本当にカッコいい人だったらしい)とのひと時は素晴らしいものだったんでしょうね。

[C313] 自伝

自伝だったんですね。ナイロビの郊外にあるんですか?コーヒー園が災害で全滅したというような描写がありましたが。男は身勝手なものというのは、私がバイクに乗っているのと、この映画をかけて、苦言を呈しておられたと思います(笑)。

[C314] 自伝

昔は郊外だったかも知れませんが、いまは市内の住宅地の中という感じです。 入場料が高いので二度目からは外から見るだけです。

こんな人生本当にあったのかと思いました。 デンマークに戻ってから、男の名前で本を出しています。 夫に梅毒を移された話が出てきます。

「名もなきアフリカの地で」も自伝ですが、自伝と意味ではジェーン・カンピオン監督の「エンジェル・アット・マイ・テーブル」、あの原作の自伝は強烈でした。 「The Piano」よりこっちの方が好きだったりします。

そんなこと言いましたか。 バイクと小型飛行機…。 いや、結婚する前は後ろに乗ってくれるはずだったのが、結婚したらオートバイ禁止になってしまいましたから、その僻みがあったのかも知れませんねえ。

[C315]

結婚するとバイクを止める男が多い、というのはいいことです。やはり、家族を思う責任感ですね。それに若いと無茶しますから。大人のライダーは、雨の日は乗らない、疲れているときは乗らない、1時間に1回は休憩する、というとてもリスクを考える人たちなんですよ(笑)。また、始めませんか?

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