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「ノルウエイの森」、フランス語版のタイトルは?

土曜日の夕方は、散歩がてら書店に行くことが多い。フランスのちょっとした書店ぐらいの規模と質がある。開発途上国での長期滞在は、自然と親しむことはできるが、文化的に飢えるのが常だ。特に「硬い」本を読んでみたくなるものだ。こういう規模の書店が首都においてもある国は、少ない。硬い本というわけではないが、Haruki Murakamiが新刊本の書棚にあった。わがHarukiは欧州での人気が確立したように思える。新刊は、「ノルウ...

文芸雑誌「海」について

最近、村上春樹の短編「中国行きのスロウ・ボート」読み進む内、確かに以前読んだという気持ちになっていた。文庫の末尾にある発表誌一覧を見て、思い当たった、「海」80年4月とある。そういえば、「海」という文芸誌を70年頃から80年にかけて読んでいた。10代から20代にかけての頃である。「苔花堂古本目録に文芸雑誌 海(中央公論社)」を見ると、あの頃「海」という雑誌を通じて、どういう作家に興味を持っていたか...

今年のノーベル文学賞

以前「本の話」で話題にした作家、オルハン・ハムクがノーベル文学賞を受賞した。昨年、「政治発言」(トルコによるアルメニア人虐殺問題)でトルコ政府に逮捕拘留されたことなど、作家の国内における微妙な立場を支援するような配慮もあったかもしれないが、とにかく第一候補であったことは間違いない。最近国際的にも知名度が上がっている村上春樹も候補者として挙がっていたそうだが、今後に期待したい。...

『1973年のピンボール』とゴルフボール

『1973年のピンボール』は、文字通り1970年代を舞台にしているので、その時代の小道具が懐かしい。「電動タイプライター」は、それで鼠が女性と知り合うきっかけになったのだが、PCが普及した80年代後半には市場からもビジネスの現場からも姿を消したはずだ。...

大西洋を越えた18年の恋ーボーボワールとネルソン

Simone de BeauvoirLettres a Nelson Algren A Transatlantic Love Affair: Letters to Nelson Algren (ハードカバー) Simone de Beauvoirシモーヌ・ド・ボーボワールとアメリカ人作家ネルスン アルグレンとの恋愛書簡です。1947年から18年間かけて続いた、大西洋を越えた恋の記録です。書簡といっても、男性側の手紙は、男性側の家族からの反対(らしい)で掲載されていません。男性も作家なので、掲載されれば、より興味...

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